行き先を選ぶ

エリア別で選ぶ

世界地図から選ぶ

新着ニュース

DTAC

2017.07.06

まだまだ知られざるグアテマラ

ヨーロッパのツーリストには、まだまだ観光開発されていない秘境、”off the beaten track”、として、そしてそのエキゾチックな雰囲気で人気があるグアテマラ。

今回Breaking Travel Newsに投稿されたPhil Sharp氏の現地紹介レポートをお届けします。このエリアはDTACでもご紹介しているエリアですが、今回は改めて旅紀行としてご紹介したいと思います。

グアテマラは中米では一番人口の多い国であり、手付かずの豊かな大自然、歴史的、文化的な見どころ満載の観光資源も豊かな国ですが、なぜか観光地としてはマイナーなイメージがぬぐい切れません。この辺はのんびりしたグアテマラの人の気質もあるのかもしれませんが、観光的なPRが十分に行き届いていないのが最大の要因でしょう。実はそれくらいグアテマラの観光資源は素晴らしいのです。

最初に断っておきますが、グアテマラで整備された環境を期待してはいけません。ここはまだまだ一般的な観光客を受け入れるには十分な環境は整っていません。ですから自分で歩き、自分で求め、自分で探すことが基本になります。いわゆる「通」向けの旅行先なのです。

グアテマラは観光地としては全くの未完成が故に、国の素の部分が観光客にダイレクトに伝わってきます。土着とかつて植民地支配をしていたスペインの文化の狭間で育まれてきた人々の生活。それをそのまま肌で感じられることが今のグアテマラの最大の魅力なのです。

空港からタクシーに乗って15分。中米で最も人口の多い街、首都のグアテマラ・シティに到着するとそこは高いビルが建ち並び、かつてのスペイン統治時代の面影はあまり感じられません。その首都から、まずグアテマラのかつての首都であり、世界遺産の街アンティグア(Antigua)を訪れます。市内と空港が非常に近いので、観光客にとっては大変に便利で、そこは国も頑張っています。

このアンティグアには、カプチナス教会・修道院、アンティグア・グアテマラ大聖堂、ラ・メルセー教会、サン・フランシンコ教会、サント・ドミンゴ修道院跡、エルマーノ・ペドロ病院が文化遺産として登録されています。アンティグアは1773年まで首都でしたが、サンタ・マルタ地震によって街の大部分が破壊され、今のグアテマラ・シティに移ったのです。

首都が移ったことで、かつての遺跡は手付かずでほとんどそのままの残り、いまや人気の観光スポットになっています。人口45,000人ほどのこの小さな街は至る所にスペイン統治時代の遺跡が残り、そこからかつての歴史を学ぶことが出来ます。そして地震の生々しい傷跡が至る所に残っており、そのすさまじさもリアルに見る事ができます。まさに歴史の生き証人のような街なのです。

世界文化遺産のサント・ドミンゴ修道院跡は一部がホテルとして利用されており、カサ・サント・ドミンゴ( Hotel Museo Spa Casa Santo Domingo)というホテルで宿泊もできます。http://www.casasantodomingo.com.gt/default-en.html

次は、アンティグアからは、約90km、車で2時間半の所にあるアティトラン湖( Lake Atitlán)を訪れました。ここからスペイン統治前のグアテマラと出会う旅の始まりです。パナハチェル(Panajachel,)でボートに乗り、サン・ファン・ラ・ラグナ(San Juan La Laguna)に渡ります。そこでは、お土産屋さんが並び、職人の技で非常に丁寧に作られた工芸品や地元ならではの手作りの衣料品やアクセサリーなどが売られています。(ドルも一部使えますが、やはり地元の通貨ケツァールを持って行った方が良いでしょう)

この地域ではマヤ文明の影響がまだまだ残っており、Maximónと呼ばれる、マントの様な布を羽織った木で作られた人形がマヤの神様の化身として崇められています。そして年に一度、これらの人形を湖沿いにある新しい家への引っ越しの儀式があるそうです。

翌日は、フローレス(Flores)を訪れます。ここは有名なマヤ文明の遺跡の街ティカル(Tikal)の玄関口の様な街でもあり、ペテン・イツァ湖(Lago Petén Itzá)に浮かび、ホテルやレストランが集中するフローレス島が知られています。

フローレスからティカルまでバスで1時間ほど。そこはまるでタイムスリップしたかのような異次元の世界です。それはここがまだまだ観光開発されずに、今から1200年以上も前の状態のまま残されているからに他なりません。ピラミッドからはその神秘的なパワーを感じ、まさにここが正真正銘のパワースポットである事を再認識させられます。ピラミッドの一つTemple IVの高さは70mあり、そこからの景色は本物の古代の風景を見ているがごとくです。

ちなみにここはあの有名な映画スターウォーズの反乱軍の基地ヤビン第4惑星の撮影舞台にもなっています。(the Rebel Alliance’s secret base, Yavin 4)

最後はグアテマラ・シティの散策です。観光開発は遅れているとは言え、街の近代化は至る所で進んでいます。街の中心部、特にLa Sexta Avenida(6番街)の再開発が盛んで多くの予算がつぎ込まれています。もちろんそうは言ってもグアテマラはグアテマラ。そのグアテマラならではの魅力はグアテマラ・シティにおいても至るところでたくさん発見できます。

グアテマラの近代化や再開発は国の発展にとっては欠かせないものです。しかしながら、それはグアテマラならではの魅力も失われてしまう事も意味し、今の全く観光開発されていない素朴な魅力を愛する人にはちょっと残念な気もします。

グアテマラは100人いたら、90人が好きというような観光地ではないかもしれません。が、100人のうち10人が熱狂的に好きになる。そんな国なのかもしれません。


出典:Breaking Travel News
http://tiff.ro/en

  • photo
    © Hoteles de Peten
    アンティグア(Antigua)の街
  • photo
    ©Latina Lista
    Maximón 人形
  • photo
    ©Tikal National Park
    ティカルの遺跡(Tikal Ruin)

▲ ページのトップに戻る

  • 現地発着ツアー情報
DTAC観光情報局 twitter Followで最新情報をゲット!!
Web TRAVEL