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ジョージア(グルジア)基礎知識

ジョージア(グルジア)国旗

国の概略

国名 ジョージア Georgia (旧ソビエトの「グルジア」の国名の表記を英語に由来する「ジョージア」に変更することを、日本政府も2015年度採用し、呼び方が変わりました。)
首都 トビリシ
人口 430万人(2014年 / 国連人口基金)
政体 共和制
民族 ジョージア(グルジア)系(83.8%)、アゼルバイジャン系(6.5%)、アルメニア系(5.7%)、ロシア系(1.5%)、オセチア系(0.9%)(ジョージア(グルジア)国勢調査)。
自然・地理 面積はおよそ6万9700平方キロでスイスとほぼ同じ、日本の5分の1程度です。
北に大コーカサス山脈、南にメスヘティ山脈が走り、これに挟まれた地域が国土の一帯です。ロシア、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと面しており、西は黒海。ヨーロッパとアジアの十字路として知られています。
国土の五割以上が山地、三割あまりが山麓地帯、低地は一割少々程度の比率です。地勢はおおまかに分けると中部のリヒ山脈で東西に分かれ、東部ジョージア(グルジア)を流れるクラ川と西部ジョージア(グルジア)を流れるリオニ川が主な河川。クラ川はアルメニア高原から小コーカサス山脈を通りアゼルバイジャンを通ってカスピ海に注ぐ全長1515キロメートル、流域面積18万8000平方キロメートルの大河です。リオニ川はコーカサス山脈のパシスムタ川に源流を発し、黒海に注ぐ全長288キロメートルの川です。
クラ川は古都ムツヘタ、首都のトビリシなどもこの流域にあたり、東部ジョージア(グルジア)はこのクラ川を中心に発展しました。また、クラ川下流域で発見された化石は180万年以上のものと言われ、ユーラシア最古の原人とされています。
リオニ川が流れる西部ジョージア(グルジア)は美しい湖沼地帯や山岳地帯、さらに黒海も広がるバラエティ豊かな地形で、さまざまな文化を育んできました。
ジョージア(グルジア)の国名
ジョージア(グルジア)の国名のもとは、「聖ゲオルギウス(GEORGIUS)」。ジョージア(グルジア)の守護聖人で、ドラゴン退治の英雄として古来から大変に人気の高い聖人です。その伝説を簡単にご紹介しましょう。
カッパドキアのラシア付近に、人々を悩ませる悪い龍がいました。人々は羊などを捧げて時間を稼いでいましたが、その羊も尽きて王女を捧げることに。少しだけ猶予の時間をもらった王が頭を悩ませているところに登場したのがゲオルギウスです。
彼は勇敢に龍に立ち向かい、槍をふるって龍を退治します。感服した人々は、キリスト教に改宗しました。しかしその後、ゲオルギウスは異教徒の手にとらえられ、拷問にあい、最後は斬首されてしまいます。
彼の龍退治のエピソードは人気があり、さまざまな絵画にも描かれました。またイングランドの守護聖人でもあり、イングランドの旗である白地に赤の赤十字は、「ゲオルギウスの十字」とも呼ばれています。
ジョージア(グルジア)の国章にも、聖ゲオルギウスがデザインされています。
※旧ソビエトの「グルジア」は、2008年のロシアとの武力衝突以降、ロシア語を起源とする今の国名の表記は国民感情にそぐわないとして、英語表記の「ジョージア」に変更するよう各国に働きかけ、日本政府も2015年4月の衆議院本会議で可決・成立しました。(NHKニュースより)

文化・宗教・言語

芸能
  • 音楽 ジョージア(グルジア)ではポリフォニー(複数の異なる動きのパートが協和しあう音楽)が有名です。コーカサス山脈の高地にあるスヴァン地方の人々は、ザリという三声の合唱を伝えます。これは葬儀に歌われるもので、美しい和声進行が印象的です。
    また黒海の南方、トルコと接するグリア地方でも独特な多声音楽が伝わっています。これは裏声を使った複雑なオブリガート(クリマンチュリ)を軸に、二声の合唱が伴うもの。ジョージア(グルジア)正教の聖歌も、コラールと呼ばれる3声の男性合唱によるもの。複雑なメロディーを力強く響き合わせる印象的な音楽です。
    ポリフォニーは、2001年にはユネスコに”世界無形文化遺産の傑作”として認められました。
  • 舞踊 ジョージア(グルジア)の民族舞踊にはカズベグリ、カルトゥリ、ホルミ、レズギンガ、アチャルリ、ムティウルリ、オスリ、ハンジュルリ、シャラホ、キンタウリ、サマヤ、パツァ等、民族舞踊の種類は非常に多いです。男性は勇敢さと技能をアピールし、女性は優雅に踊るジョージア(グルジア)独特の踊りは国民に親しみをもたれていて、いまでもダンスフロアーのあるレストランや結婚式でよく踊られます。
  • 文学 数々の民族の侵略を受けてきたジョージア(グルジア)は、文学は民族意識を高めるナショナリズム運動の一環として発展してきました。近代ジョージア(グルジア)の3大文豪は、現代ジョージア(グルジア)語の確立と普及につとめたイリア・チャフチャバゼ(東ジョージア(グルジア)・カヘティ出身)、識字運動や、有名な歌スリコの作詞者として知られるアカキ・ツェレテリ(西ジョージア(グルジア)・イメレティ出身)、山地の方言で独特の世界を表現したヴァジャ・プシャヴェラ(山岳地帯・プシャヴ出身)。
    ソ連時代には多くの優れた文学者たちが命を落としたり亡命を余儀なくされましたが、粛正を生き延びた作家たちが独立後数多くの作品を発表しています。詩人のガラクティオン・タビゼや小説家のコンスタンティネ・ガムサフルディアなどがその代表です。

    スリコの歌
    ジョージア(グルジア)民謡にアカキの詩を載せたもの。戦死してしまった恋人を悲しみ、その墓を探すという内容です。「いとしいスリコ」「忘れられぬスリコ」と重ねる歌詞が透明感のあるメロディーに美しく寄り添い、スターリンも愛好した曲だったと言われます。

  • 絵画と映画

    動物や人物をしっかりした描線でシンプルに描いたニコ・ピロスマニ(1862-1918)、映画「懺悔」(1984)のアブラゼ監督などが知られています。「懺悔」は社会問題を取り扱い、一時は公開が棚上げになっていたのですが、ペレストロイカを期に公開され話題を呼びました。

工芸
  • 角型カップ

    ワインを注ぐ牛の角のカップ。

  • 絨毯

    ペルシャの影響を長年受けてきたジョージア(グルジア)には、絨毯作りの技術も伝わっています。独自のモチーフを使った絨毯がさまざまに売られています。
    そのほか、エナメルや金細工のアクセサリーもおすすめです。

主な宗教
キリスト教のうちの、ジョージア(グルジア)正教が主体です。ほか、アルメニア正教、ロシア正教、イスラムやユダヤ教徒もいます。
ジョージア(グルジア)は、アルメニアに次いで2番目にキリスト教を国教とした国です。
ジョージア(グルジア)正教とは

正教会(または東方正教会)というのは、「ローマ・カトリック」「プロテスタント」に並ぶキリスト教のグループの1つ。1054年、東ローマ帝国のコンスタンティノープルとローマの総主教が東西に分裂、西のローマ・カトリックに対して「正教会」として東方で発展しました。15世紀にギリシャ正教会がオスマントルコの支配下に入ると、ロシア正教会が勢力を拡大していきました。日本にも江戸末期にロシアから正教が伝わり、日本ハリストス正教会という名で、東京都千代田区にあるニコライ堂を本山として活動しています。
ジョージア(グルジア)は4世紀に東ジョージア(グルジア)のイベリア王国がキリスト教を国教として以来、キリスト教(のちに正教になります)の信仰が主流でした。
19世紀はじめに周辺一帯の併合に乗り出したロシア帝国は、ジョージア(グルジア)正教会の独立を廃止。1811年、ロシア正教会へと併合します。一時はロシア化が進みましたが、1917年の2月革命以後独立への気運が高まり、1943年、スターリンの裁停により独立しました。
現在もジョージア(グルジア)の半数以上の人々が正教を信じており、復活大祭や聖母昇天祭など、正教の祝祭が多く行われています。

言語
ジョージア(グルジア)語
    ジョージア(グルジア)語のあいさつ
  • こんにちは:ガマルジョバ
  • さようなら:ナフヴァムディス
  • 元気ですか?:ラゴラ・ハル(ト)?
  • 私の名前は○○です:メ○○ムクヴィア
  • ありがとう:グマドロプ
  • すいません:ボディシ
ジョージア(グルジア)語とは?

コーカサスにはおよそ50の言語があると言われ、中には千人単位でしか話されていない言葉もあります。ジョージア(グルジア)語は南部コーカサスの言語グループに分類され、5世紀以降独自のアルファベットを使った文章が残るなど、土着の言語のなかでは唯一古い文献のある、話者の多い言葉です。5の母音と28の子音から構成され、アルメニア語、ギリシア語、ペルシア語、ロシア語などの外来語も取り入れています。ロシア語から派生した言葉と勘違いする方も多いですが、独立言語です。

ジョージア(グルジア)語
(c)Georgian Travel Group

経済状況

経済状況 [データ]一人当たりの国内総生産(GDP)は約3,680アメリカドル、経済成長率は4.8%、物価上昇率は3.1%(2014年/IMF)、失業率は12.4%(2014年/CIS統計委員会)。
[概要]主要産業は茶、柑橘類、たばこ、ブドウ栽培を中心とする農業及び畜産業、紅茶、ワインを中心とする食品加工業、マンガンなどの鉱業。ロシアとの武力衝突及びその後の世界的経済危機はジョージア経済に深刻な影響を与えたが、2010年には回復。世銀等が実施したビジネスの行いやすさランキング(Doing Business Ranking)において、2014年は8位に、2015年は15位にランクイン。※参考資料2016年1月/外務省HP・各国地域情勢
ビジネス環境 貿易額は海外への輸出が約29億アメリカドル、輸入が約78億アメリカドル(2013年/ジョージア国家統計庁)。主要貿易品目は輸出がくず鉄、金属、輸入が燃料、石油製品など(ジョージア中央銀行年次レポート)。主要貿易相手国は輸出がアゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、輸入がトルコ、アゼルバイジャン、ウクライナ(2013年/国家統計庁)。
日本との関係 [日本の対ジョージア(グルジア)貿易]外務省HP・各国地域情勢における財務省貿易統計によると、輸出が約402億、輸入が約10億。主要品目は輸出が自動車、ゴムタイヤ・チューブ、輸入が化学製品など(2014年/財務省貿易統計)。
[日本の経済協力]ジョージア(グルジア)の主要援助国は1位米国、2位日本、3位スウェーデン(2013年/DAC)。援助実績は2013年までの累計で(1)有償資金協力は約230億円(交換公文ベース)、(2)無償資金協力(文化・草の根無償等を含む)は約100億円(交換公文ベース)、(3)技術協力は約19億円。※参考資料2016年1月/外務省HP・各国地域情勢
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