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2017.06.27

2017年のメコン・ツーリズム・フォーラム開催~今後のラオス観光の展望

メコン川流域の国は協力して観光開発に取り組む会議、メコン・ツーリズム・フォーラム(The Mekong Tourism Forum)が、市街地自体がユネスコの世界文化遺産に登録されるラオス北部の古都、ルアン・パバンで2017年6月6日から9日の4日間開催されました。

この会議は1996年にメコン川が流れる国が、参加国全体とメコン川流域エリアの観光開発に協力して取り組む事を目的に設立されたThe Mekong Tourism Coordinating Office (MTCO、メコン川流域国観光調整機構)によって運営され、参加国はカンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、ベトナム、そしてタイの6ヵ国です。この会議は、1996年から10年間は毎年開催されましたが、2005年を最後に中断し、2010年に復活しました。今年は、復活後の第8回目のフォーラムとなります。

復活以降の歴史を簡単に紹介すると

2010 シェムリアップ(Shem Reap) カンボジア テーマ:“New Roads, New Opportunities”
2011パークセー(Pakse) ラオス テーマ: “Destination Mekong: The Making of a Star”
2012チエンラーイ(Chiang Rai) タイ テーマ:“20/20 Vision: Building on Two Decades of GMS Cooperation”
2013桂林(Guilin) 中国 テーマ:“The Rise of the Chinese traveler”
2014マンダレー(Mandalay) ミャンマー テーマ:“Tourism investment for the protection of Heritage and Culture”
2015 ダナン(Da Nang) ベトナム テーマ:“Unlocking the Mekong Region via Innovative Partnerships”
2016 シアヌークビル(Sihanoukville) カンボジア テーマ:“Authentic Experiences along the Mekong River”

これまでのテーマをみると、それぞれのお国事情が垣間見れて非常に興味深いですね。

そして、今年のルアン・パバンでのメコン・ツーリズム・フォーラムのテーマは、“Prosper with Purpose” 計画的な繁栄とでも訳すのでしょうか。ラオスの文化情報観光省の全面的な後押しを受けて開催されたこのフォーラムはラオスの今後の観光開発の方向性が良く示しています。

ラオスはここ数年で観光地として大きな注目を浴び、着実に成長していますが、観光インフラは決して十分とは言えません。今回のフォーラムではその辺を補うために、しっかり目的を持って、賢く観光開発をしよう、という政府の姿勢が感じられます。それが今回の会場都市選びや新たな取り組みであるポストフォーラムツアーに表れています。

ルアン・パバンは決して大きな街ではなく、このような大きな国際会議を受け入れる十分な施設が整っている訳ではありません。しかしながら、前回の2011年のパークセー同様、新たに施設を作ったりすること無く、工夫して知恵を使うことで、小さな街でも、施設が十分でなくても、きちっとした会議の運営ができる事を自ら実証しています。

また、ポストフォーラムツアーは前回までは無かった取り組みで、会議の参加者に終了後におすすめツアーに参加して実際に体験してもらうおう、という意図。会議に参加した観光関係者は、視察や休暇も兼ねてそういったツアーに参加でき、観光のプロたちに大きな地域プロモーションになる訳です。その辺にラオス政府の工夫を感じます。

難しい話は、この辺りにして、ではラオス政府はルアン・パバンのどの辺りを押しているのでしょう。ざっと列挙すると
-象体験(Elephant Experience, at Elephant Conservation Center, Sayaboury)
-メコン川クルーズ (Laos Mekong Explorer)
-農業体験(Living Land Farm)
-ルアン・パバン市内観光(Luang Prabang City Tour)
-クアンシーの滝(Tad Kuangsi Waterfallkuangsi waterfall)
-Nahm Dong Park国立公園

  *詳しくは、公式サイト Post Toursの項から
   http://www.mekongtourismforum.org/index.php/post-tours/

などなど、ほとんどが自然関連のアクティビティーですが、ラオスの売りは手付かずの大自然。現在はエコや自然が大きなキーワードになっており、そこに大きな需要はあります。日本は本当に自然の豊かな国なので、ピンと来ないかもしれませんが、都市に暮らす欧米の観光客には、こういった自然のアクティビティーは非常に人気があります。

自分たちが持つ強みを活かし、それを戦略を持って工夫し、知恵をつかって最大限活用する。そんなラオスの観光戦略、良いと思います!

ちなみに、来年は、ベトナムのナコーンパノム(Nakhon Phanom)で開催されるそうです。

参考:Mekong Tourism Forum2017公式サイト
   http://www.mekongtourismforum.org/

   Mekong Tourism Coordinating Office公式サイト
   http://www.mekongtourism.org/

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    ©Mekong Tourism Forum2017
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